中市本店について
小江戸川越「一番街商店街」へ
お越しいただいた皆様に、
美味しい海の幸をお届けいたします。
中市本店 六代目落合 康信
中市本店の歩み
創業は江戸末期。当初は鮮魚店としてスタートしました。
埼玉・川越にはもちろん海はありませんが、川越城の城下町という環境、また海が遠いからこそ海産物が重宝されたという中で商売が始まりました。当時は新河岸川の水運を利用し、海からの品物を仕入れておりました。
戦後の高度経済成長、スーパーマーケットなどの大型店舗の進出などにより川越の個人商店も厳しい時代が訪れ、当店も鮮魚のみでなく一般食品を扱ったり、小売業を休止し卸売業として商売をしたりした時代もあります。卸売業の時に、主として扱っていたのがかつお節で、結婚式に使われる引出物として結婚式場やホテルなどにかつお節ギフトを収めていました。
NHKの大河ドラマ『春日の局』の放送を皮切りに川越が広く認知されるようになり、地元の人々の街づくりも盛んになって、多くの方々が川越に訪れるようになりました。当店もこの機をみて、卸のみでなく小売業も再会しました。品物の種類や量は大型店にはかないませんが、ホテルや料理屋さんへの卸売品を元に量販店では扱っていないような品物を店頭にならべております。おかげさまで地元の方はもちろん、他県の方からも足を運んでいただけるようになりました。
すっかり観光地として有名になった川越ですが、当店は変に観光地化するのではなく、『自然の幸のだしづくり』という店のこだわりを守りつつ、さらに商売を盛り上げていきたいと考えております。