削り方について
かつお節を上手に削るために
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かつお節の香りと旨みを生かすためには、料理の直前に削ることがおすすめです。削られたかつお節の場合は、密封して保存すると風味が保たれやすくなります。
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鉋の刃が出過ぎると、かつお節が粉になるか粉状になってしまいます。刃先は台の表面より0.1mmくらいの出方が良いです。(紙1枚ぐらい)
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かつお節が削りにくく、粉状になりやすい場合は、電気コンロやガスコンロの細火で30秒くらい削る表面を温めると上手く削れます。電子レンジで20秒ほど温めていただく方法でも大丈夫です。
かつお節の削り方 ~本枯節~
1.カビを拭き取る
本枯節は固く絞った木綿のふきんかペーパータオルなどで表面のカビを拭き取ります。
ブラシなどで表面のカビを払い除く程度でも十分です。
2.鉋の刃の確認と調整
鉋(カンナ)の上部を叩くと刃が引っ込み、下部を叩くと刃が出ます。
刃を出す場合は、直接刃の頭を叩いても大丈夫です。鉋の台は真ん中を叩くより、左右交互に叩くほうが均等に刃を出せます。
3.かつお節を削る
かつお節には目があります。逆目(逆向き)にならないように注意してください。
逆目にするとかつお節が粉になりやすいです。
前に押して削る場合は、削り器の刃先を自分のほうに向けて、かつお節の頭部分を手前、尾部分を先に向けて頭側から削っていきます。
かつお節の保存方法
古来より保存食品として知られるかつお節ですが、保存する場合はラップで包むか、ビニール袋(ポリ袋)などに入れて密封し、冷蔵庫にお入れください。
裸で冷蔵庫に入れると乾燥してしまい、削る際に粉になりやすくなってしまいます。